昔は窯場の職人のことを「窯ぐれ」と言った。全国の窯場を渡り歩き、今、尚、陶工、原料屋として、昔ながらの窯場の知識、技術を唯一引き継ぐ小川哲央の随筆をお楽しみ下さい。 (2012年3月改訂しました)


by ogawagama

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132 花

 老若男女、人は皆、花を愛でる心を持っています。
 
 はるか昔、原始時代の頃から、すでに男というものは、愛する女性に花束を捧げていたのではないでしょうか。
 しかしこれこそが、動物と人間の違いでもあり、動物であった我々の先祖が、「無用の用」を知った時、人間になったとも言えましょう。
 
 以来ずっと、喜びや悲しみを表現する際に、いつも花を必要としてきました。人は花と共に、食べ、飲み、歌い、踊り、戯れてきました。結婚式には必ず花を用いますし、花無しに死ぬことも考えられません。花の無い世界を想像するだけでぞっとします。

 花は病んだ心には慰めをもたらし、疲れた心には光を照らしてくれます。花には不思議な力(パワー)が秘められているようですね。

 昔は、どこに行っても、自然の花を眼にすることが多く、弱った心に力(パワー)を与え続けてくれていました。それが最近では、めっきり生花と出会うことがなくなりました。
 その上、眼にするもの、手にするもののほとんどが、人工的なものばかりです。

 皆さん、こんな時代だからこそ、自分の為にも、他人の為にも、花を楽しみませんか。

 まずは、焼き締めの一輪挿しに、花を挿すところから始めて下さい。
 遠赤外線波長のおかげで、普通の花瓶より、2~3倍は花が長持ちします。せっかくの花の命と、少しでも長く関わりあう為に。
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by ogawagama | 2012-03-09 14:40 | 132 花